見どころ

大名行列

八幡宮から出発する総勢200名を超える大名行列は圧巻。また神様を乗せた神輿を先導するように歩く天狗様はこの祭りのシンボルとも言えます。それぞれの道具にも意味があり、格式高い行列であったことを感じさせてくれます。昔の行列に想いを馳せながらご観覧お楽しみください。
三条祭り

天狗様にまつわる小話

神輿には八幡宮の神様が乗っており、それを先導する天狗(導祖神)もまた神様です。天狗は、後ろに続く八幡宮の神様の妨げにならないように、悪魔や邪気を祓いながら進みます。そんな神様である天狗が転ぶということは、その場所にそれだけ強い邪気があったということになり、その場所のあたりで悪いことが起こる=火事になるという言い伝えが今も残っているものと思われます。
三条祭りの大名行列は、このように神様の行列なので、「天狗が転ぶと火事になる」以外にも、「行列出発時に太鼓橋を渡ってはならない」「行列を横切ってはならない」「行列を上から見下ろしてはならない」といった決まりごとがあります。皆さんも大名行列を観覧する際は、この点に気を付けて見てください。
三条祭り
三条祭り

舞い込み

親が幼い子を肩車して、天狗様や神輿や太鼓と一緒に境内を周り、お宮に入る行為。
行列が境内にもどって来た時に行われる「舞い込み」は、参加した子が無病息災に育つといわれ、毎年多数の参加を頂いており、観覧する側だけでなく、お子さんやお孫さんとともにご参加いただくことも可能です。

屋台

三条祭りの「屋台」は、正式には「八幡宮春季大祭臨時露店市場」と言い、三条のまちで普段から開催されている、2と7の付く日に行なわれる2、7市と、5と10の付く日に行なわれる5、10市といった定期市の、“臨時”市場として、三条祭り、東別院のお取越に合わせて行なわれています。三条の定期市について現在わかっている最も古い記録によれば、永徳2年(1382年)にはすでに定期市があったとされ、三条祭りが始まった当初から臨時露店市場(屋台)があったと考えられますが、残念ながら、はっきりしたことは解りません。
なお、現在の三条祭りの露店市場には、市内ばかりでなく、市外や県外からも多くの露店商の方が集まり、新潟名物ぽっぽ焼きなど数多くの屋台をお楽しみいただけます。
三条祭り

スケジュール

三条祭りは毎年5月14日・15日に開催しています。
内容については変更する可能性があるため、新着情報はお知らせにて公開させていただきます。

●5月14日
夕方~ 宵宮

●5月15日
正午過ぎ~ 大名行列
午後5時~  舞込
三条祭り
三条祭り
三条祭り