組織紹介

三条祭り

三条導祖神会さんじょうどうそじんかい

天狗が足駄で道をゆくその姿は、大名行列を代表する光景です。この天狗(導祖神)役を拝命する人々の組織が導祖神会です。
導祖神会は会の活動を記録した会簿を代々受け継いでおり、そこには昭和3(1928)年からの記録があります。これが現在確認できる導祖神会のもっとも古い記録資料です。導祖神自体はそれ以前の資料にも見て取ることができますが、会として発足したのはこの昭和3年(1928年)となります。

導祖神会にとってもっとも重要な祭具は、代名詞ともなっている天狗の面です。古くから受け継がれてきた天狗の面は、導祖神会の人々が人から神に姿を変えるための重要な役割を果たします。

導祖神役を拝命する人は、5月6日から祭礼当日まで、女性に触れることと四足・二足の動物、それに関わる動物性の食物(卵や牛乳等)の一切を断つ精進潔斎(しょうじんけっさい)を行い、その身を清めます。そして祭礼当日に装束をまとい、天狗の面を身に着けることで、行列が巡行するひと時、人から導祖神へとその身を変えます。導祖神は御神輿を導くために、その行く先を足駄で踏み清めながら進みます。

導祖神会の会員となるためには、深い敬神の念が何よりも重要であるとされています。その気持ちがあればこそ、会の厳格な規律の遵守や、精進潔斎をやり遂げることができるのです。
三条祭り
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