概要と歴史
三条祭りの正式名称は「三条八幡宮春季例大祭」です。八幡宮は、三条の地を守護する産土神(うぶすなのかみ)として地元の方々の信仰を集めていました。そこで、正月には1年の無病息災をお祈りするために初詣をし、5月には農作物の豊作を願って春季大祭を行い、9月には農作物の収穫を祝って秋季大祭を行います。
三条に八幡宮が創建されたのが仁和元年(885年)3月15日。場所は大崎でした。その後、慶長4年(1599年)に現在の場所へ遷宮されました。当時は春の大祭は、八幡宮の誕生日である3月15日に開催されていましたが、明治5年にそれまでの太陰暦が太陽暦に変わりました。旧暦の3月15日では、毎年日にちが動いてしまい、忘れられてしまうとの恐れもあり、明治7年からは現在の5月15日に変更・固定されました。