三条傘鉾振興会
多種多様な飾り物を大きな傘の上に頂きながら、揚々と道をゆくのが傘鉾です。傘鉾は台車の上に乗せて移動しますが、かつては手で傘鉾を持って巡行していました。大きいもので重さ20kgほどにもなる傘鉾は、二人から三人がかりで持つ必要がありました。導(どう)祖(そ)神(じん)が休憩所に入るタイミングで、傘鉾の持ち手も交代していました。
傘鉾は毎年町内会などがチームとなって、チーム毎に一つずつ作製されます。三条の傘鉾の特徴は、笊(ざる)などの日用品を多用して作られるところにあります。その昔、用いられた日用品は、祭が終わると解体して本来の目的で使われたそうです。
傘鉾を語る上で欠かすことができないのが、傘鉾コンクールです。大名行列出発前に八幡宮の境内で、各チームが作り上げた傘鉾が並び、その出来を評価する催しです。現存する資料から、このコンクールは少なくとも昭和46(1971)年から開催されてきたことが分かっています。当初傘鉾コンクールは商工会議所によって運営されていましたが、平成10(1998)年に傘鉾を扱う方々が中心となってコンクールを運営することになり、そのために結成されたのが現在の傘鉾振興会です。
三条祭り大名行列の傘鉾は町内会ごとに製作されることから、町会内の親交を深める役割も担っていると言えます。
※現在新規参加チームを募集中です。
・傘、台車はレンタル可能
・出場傘鉾の品評により賞金有
ご連絡はこちらまで
三条傘鉾振興会会長 高橋正志
TEL:080-5041⁻6193